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木星がカーディナル・クライマックスへ

2010年 木星がカーディナル・クライマックスに入る

木星がカーディナル・クライマックスに入ると、拡張期に入ります。それは新しい日の始まりであり、新しい生命の始まりです。木星と天王星がともに、黄道12サインの最後である「うお」を離れ、黄道12サインの最初である「おひつじ」に入るからです。それ自体は、何か偉大なものが出現する素晴らしい前兆です。その可能性はあります。しかし、この拡張は失速しやすいのです。さらに悪いことには、この拡張は、土星・冥王星に対するハード・アスペクトの影響から、完全に頓挫する危険性があるのです。

木星は、2010年6月6日に「おひつじ」に入り、天王星はその数日前、2010年5月28日に「おひつじ」に入りました。天王星と同様、木星も土星とオポジションになり、冥王星に対してスクエアとなりました。これは天王星との14年コンジャンクションサイクルの始まりでもあります。木星が、土星-天王星のオポジションにコンタクトするこの配置は、大不況の先駆けと呼ばれています。土星-天王星の経済危機は、2008年に始まりました。これは、この二つの天体が最初にオポジションを形成したときです。このパターンに木星が加わったのは、2010年5月23日になります。このとき、木星が土星に対してオポジションを形成しました。このオポジションは、木星が逆行することで2011年3月29日までに3回形成されます。

この配置の意味するところは、さらなるパニック、あるいは景気後退です。2010年5月から2011年3月までの間に津波のごとく襲いかかってくるかもしれません。あるいは、何も起こらないままかもしれません。

1872年から現在に至るまでの間に、米国株式市場は、木星-天王星のコンジャンクションが終了した後、反騰して最高値をつけた事例は、ほぼ90パーセントの割合に上ります。

1789年以降、木星の動きに関する株価の動向をサイン別に調べると、「みずがめ」の初期にボトムをつける傾向が見られます。その後、株価は「うお」に向けて徐々に上昇し、「おひつじ」の中心まで上昇します。木星は、黄道12サインの、この強気なエリアに2011年までとどまります。したがって、株価の上昇が続き、その後、再度、経済危機に見舞われるのでしょうか。

何が起こるかわからないので、それがどのように起こるのかを考えなくてはなりません。今回はどのような結果になるのでしょうか。

「天王星/おひつじ」は、株価の大幅な下落、および経済危機と関連しています。それぞれのケースにおける底値は、アメリカ合衆国、イギリスで、1760年代、1840年代、1930年代に3回ありました。木星が「うお」から「おひつじ」の初期の度数に位置する時は、非常に強気の相場と関係します。

また、木星が天王星とコンジャンクションになる時も、極めて強い相場と関係します。しかし、土星が天王星に対してオポジションになる時は、ピークの可能性があり、その後暴落するのが歴史の示すところです。もっとも合理的な推測は、株価上昇の後に、暴落するというものです。あるいは、一連の強気な反騰を見せた後、突如、急落するのかもしれません。この場合の下落率は、20パーセント以上になるかもしれません。しかし、天王星が関係すると、予想外のことが起こります。

ひとつだけ言えることは、株式市場、および、経済は不安定であり、突然の反転が起こり得るということです。

木星が「おひつじ」の初期の度数にあるときは、自信と希望が高まります。木星は希望的態度と関連しています。「おひつじ」にあるとき、もっとも希望は非常に膨らみます。また、天王星が「おひつじ」に入るときも、同様です。これら行動する天体が行動するサインに位置しているからです。木星の危険性は、常に行き過ぎることであり、やり過ぎて、必要以上のことを獲得しようとすることです。これらの天体が土星に対してオポジションになると、行き過ぎたこと、および、合理的な限界を超えたことに対して、ペナルティーが科せられることになる。冥王星も、これら3天体に対してスクエアになるので、行き過ぎることは負債がさらに増加することを意味するでしょう。さらに支出を増やすことになるのですから。現在の態度は、「これが必要だ、これができる、だから、これをやる。これを行うことは正しいことだ、なぜならこれはうまくいくからだ」というものでしょう。

現実には、誰も、それがうまくいかないとは考えないために、これらの支出を抑えたり、新しいプログラムを実行したりする余裕がないのです。その結果、負債がさらに増加し、破産の危険性を生じます。自信過剰な態度とやり過ぎる行動がもたらすものです。

木星は、2010年を通して、「うお」を出たり入ったりします。これは、奇跡を信じて、現実を読み違える傾向を示しています。また、経過の土星は、最初、「うお」の木星とオポジションになり、次に「おひつじ」の木星とオポジションになります。土星は境界・限界を示すので、アクションを起こす際には、失望的な結果にならないように考慮しなくてはなりません。

木星、天王星は、多くのすぐれたアイディアと、ポジティブな意識を与えてくれます。しかし、土星が天王星とオポジションになり、冥王星とスクエアになると、これらの理想を現実のものとするために、この枠内で機能させるための限度を理解する必要があります。

木星と天王星の「おひつじ」へのサインインは、自由を求めるシンボルでもあります。この両天体は、制限されることを非常に嫌います。しかし、土星とオポジションになると、まさにこれが起こります。自由の追求は、表現を抑圧する暴君との間で摩擦を生じます。これは、世界の多くの地域で、自由と民主主義を求める市民の声が抑圧的な指導者の力に押しつぶされていく現状を示しています。

木星と天王星は「おひつじ」で結束して、冥王星を漢詩します。冥王星の腐敗は改革を台無しにする危険性があるからです。これは、自由と民主主義が、将来、勝利することを意味しています。過去と腐敗とに対するチャレンジであるとも言えます。

「やぎ」の冥王星は、最終的には希望となるでしょう。しかし、現在の政府に対する、民主主義と表現の自由を求める声は、2010年には暴君と衝突し、その状態は2015年まで続き、その後、腐敗が根絶やしにされ、改革は実現するでしょう。前述したように、自由と民主主義が最後には勝利することになりますが、その途中では、不幸にして多くの涙と心痛があるでしょう。その兆しは2010年に示されることになります。

財政上の限度を無視する政府の過剰支出は、多くの経済問題に発展します。それは、通貨切り下げという問題になるかもしれません。また、破産へと進んでいくかもしれません。さらに、インフレを招くことになるでしょう。現在、非常に奇妙な経済の状況にあります。一方ではインフレ、他方ではデフレの強い力が働いています。冥王星が、財産のサインである「やぎ」にあります。多くの住宅がネガティブな評価を受け、アメリカ合衆国では、記録的な数の差し押さえに発展しています。経済的な局面はデフレになっていると思われ、それは、今後10年間続くかもしれません。「冥王星/やぎ」は、木星・海王星とは逆にデフレ的性格を持ちます。「いて」と「うお」の支配星である木星・海王星は、インフレ的性格を持ちます。

強力なデフレへの流れがあるわけではないにせよ、米ドルに対する実質的な切り下げ圧力がエスカレートし、米ドルの価値が下落して債務不履行への道を歩んでいるために、他の多くのマーケットは名目的には上昇しつつあるようです。

木星が「うお」と「おひつじ」を通過し、天王星とコンジャンクションになり、2010年から2011年初めまでに、歴史が示すように、株価の急上昇があるでしょう。そして、経済は、もう一度、あるいは、二度、ショックを受けることになります。土星、天王星、冥王星が、T字スクエアを形成するからです。土星は政府を支配し、天王星はショックを支配し、冥王星は債券を支配するからです。

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