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強力なアスペクト 土星/天王星

2010年の強力な天体のアスペクト 土星/天王星のオポジション

土星/天王星のオポジション

土星/冥王星のウエイニング・スクエアは、それ自体は、土星と天王星がオポジション(180度)の状態でなければ、それほど大きな問題でもありません。しかし、それぞれが強力なカーディナルT字スクエアを形成すれば、これら3惑星は相互にハードアスペクトを形成し、2010年のカーディナル・クライマックスの基本的な構造を決定します。この配置は、80年から90年の間に形成され、前回、これが起きたのは1930年から1931年までてした。

土星/天王星のオポジションは強力な天体の現象であり、危機の時と関連しています。また、それは輝かしい新しい改革と大衆運動の時期でもあります。土星/天王星のオポジションは、約45年で起こります。過去3回の事例では、1873年4月から1875年11月まで、1918年10月から1920年5月まで、1965年4月から1967年1月までで、それぞれの期間に、5回ずつオポジションを形成しました。それは、土星も天王星も、逆行することによります。

各期間は、米国株価の史上最高値と合致しており、その後、大量の売り浴びせが起こりました。最初の事例では、4年間の金融パニックが起こり、1877年まで続きました。いずれのケースでも史上最高値をつけた後、次の新高値をつけるまでに10年以上を要しました。

このオポジションの期間、初めは、経済、株価は、持ちこたえられると思われていました。しかし、いずれの場合も、しばらくすると、自信が失われ、ショックとパニックに襲われることになりました。投資家、政府は、損失に対する準備ができていませんでした。危機とショックを表す天体の組み合わせは、土星と天王星のハードアスペクトでしょう。土星は現状維持を表し、天王星は予想外の出来事と、土台のひび割れを象徴します。この、ふたつの象徴が組み合わせられると、突然の危機を表し、誰も対応できないような、予想外の事件に満ち溢れる時期を表します。また、土星と天王星は、自然災害を表しています。そのため、政治・経済に関する出来事も、地震と類似したものが起きます。経済、および、政治の安全の土台は、突然ひび割れ、不信感が広がります。ここで、こんなことが起こるはずがないと、ひとびとは思いますが、しかし、そのとんでもないことは現実に起こります。

2008年11月から2010年7月まで、土星と天王星はオポジションの位置にあります。この間、タイトなオポジションは5回起こります。現時点では、米国株価は史上最高値をつけていません。史上最高値は、2007年10月11日でした。それは、土星/天王星の一連のオポジションが始まるちょうど1年前でした。それでも、この時期には、既に経済危機と金融パニックは始まっていました。そして、それらはまだ終わっていません。

歴史が参考になるならば、株価が強力な反騰を見せたとしても、このオポジションの後の数年間は、経済・政治変動の激しい時期になるでしょう。

土星と天王星について、ひとつだけ理解しておくべきことは、ものごとが、突然、警告なしにおこるということです。これは、危機と悲劇を約束する条件です。土星はゲームのルールであり、天王星は突然の変化ですから、ゲームのルールは、突然、すべてが、予告なしに変わってしまうということです。これに対して、どのような予定を立てることもできません。できることがあるとすれば、それは、事態の変化に、素早く対応することです。対処するスピードによって、危機と悲劇の程度と範囲が決まるでしょう。

2008年から2009年に起きた経済危機を踏まえて考えると、今後、さらに、未知の、計画されていない事件が、突然起こる恐れがあります。土星/天王星は、土星が示す、安定・土台・期待に対して、天王星が示す、脅威を与える突然の悲劇がもたらされるということを意味しているのです。

天王星が、不安定なおひつじに移行し、2010年のほとんどの期間、土星とオポジションになるので、再び、予想外の危機に見舞われる危険性は排除できません。この危機に対処するために、聡明で革新的な方法がとられる可能性もあります。危機の際には、人間性の最良の部分と最悪の部分が表面化します。最悪の部分は、危機に対処するための現実的なアイディアを持たずに、他者を批判することにお金と時間を無制限に浪費する政治家に見られます。また、危機に対する恐怖を利用して、新しい偽りの金融サービスと製品を売りつける悪徳業者や詐欺師にも見られます。他方、従来とは異なる方法で問題を解決するために、独創的な解決法を提示する能力を示すものもいます。問題は、これらのアイディアが取り上げられるチャンスがあるかどうかです。過激過ぎると、取り上げられないかもしれません。

土星と天王星は、2010年に、タカとハトの対立を示すでしょう。おひつじの天王星は戦争を好みます。それはすぐに激怒し、直ちに報復することを要求します。てんびんの土星は、平和な行動主義者です。行動する前に、冷静に考えて、反省します。しかし、この両者は、互いに正反対になっているので、世界の一部のリーダーの地位は危険にさらされるかもしれません。土星は国土と政府を支配し、天王星は変化と攻撃を、特におひつじでは、代表するので、ある主要国のリーダーシップは倒されるかもしれません。これは革命、あるいは戦争を通して倒されるかもしれません。その結果、世界のリーダーはこれにいかに対応するかによって分けられるでしょう。戦いと攻撃を示すおひつじの天王星と、冷静でものごとを共有するてんびんの土星が対立するからです。

土星(抑圧)と天王星(権利)の組み合わせは、小グループの反乱も表します。あるいは、小グループの権利、が抑圧されていることを示しています。1965年から1967年、土星/天王星のオポジションの真っただ中、米国における公民権運動はピークを迎えました。それは、抑圧されてきたひとびとの権利増大の運動へとつながりました。女性の権利は、過去2階の土星と天王星のオポジションの時期に大きく進展しました。世界占星術として考えるならば、土星/天王星のサイクルは、米国とロシアの関係と合致しています。この2天体がコンジャンクション(0度)になった、1942年と1988年には、ロシアと米国は共通の利益と敵を持ちました。両国が同盟国として一緒に行動することが、両国の最大の利益になりました。この2天体がオポジションになった1918年から1920年まで、1965年から1967年までは、この両国は、重大な世界の問題で反対の立場をとり争いました。

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